変額年金、商品多様化で契約200万件超す

変額年金保険の商品内容が多様化し、すそ野が広がってきた。変額年金を扱う生保22社の保有契約件数は、2006年末に計200万件の大台に乗せたもようだ。統計を取り始めた03年3月末に比べて7倍近くに増えた計算。元本保証や短期運用など顧客の好みに合わせた商品選択が可能になり、富裕層を中心に人気を集めている。先行する米国に比べると日本はまだ市場規模が小さく、当面は成長が続きそうだ。

 変額年金は保険では珍しく価格変動リスクのある商品。超低金利が長引いたため、少しでも有利な運用先を求める人の資金が流入しているとみられる。株式市場が堅調に推移してきたことも追い風になっている。

日本経済新聞 - 2007年1月19日