ソニー生命と蘭エイゴンが子会社設立、年金保険を共同開発

[東京 25日 ロイター] ソニー生命とオランダの大手保険会社エイゴンは25日、共同で生命保険子会社を設立することで基本合意したと発表した。新会社では個人向けの変額年金保険商品を開発し、ソニー生命のほか銀行の窓口などで販売する予定。

 設立する新会社の資本金は200億円。ソニーとエイゴンが50%ずつ出資して年内に設立する。共同開発した商品は、2008年3月までに販売を開始する計画だ。

 ソニー生命にとっては取り扱い商品の拡充につながる。エイゴンにとっては、同社の商品開発能力とソニーのブランド力を合わせることで、日本市場への進出において大きな可能性が開けると判断した。

 日本では年金保険商品の銀行窓販が2002年に解禁されて以来、販売が増え、契約残高は10兆円を突破。資産形成のツールを兼ね備え相続税上のメリットもある変額年金が注目を集めている。

 ソニーとエイゴンでは「変額年金保険の需要は引き続きおう盛」とみている。

朝日新聞 - 2007/1/25