個人年金の相談に訪れる人が増えている

 個人年金の相談に訪れる人が増えています。定年退職後に毎月、収入がいくらあるのでしょうか。真剣に計算したことのある人は少ないかも知れませでん。公的年金企業年金、一時金を除く退職金などの収入が入る人は計算がとても面倒です。実際のところ、実入りはいくらなのでしょうか。

 アメリカ系の大手運用会社、フィデリティ投信の「退職・投資教育研究所」が発表しました調査結果はなかなか衝撃的です。

 平均的な勤労者世帯の退職後の年収は328万円と、退職直前の年収(702万円)の半分以下の47%に落ち込むと見込んでいるからです。この47%という数字は、年金生活に入った途端、収入が半減するという事態に、大半の人が直面することを意味します。