個人年金保険料着服容疑で社会保険事務所元係長に逮捕状

個人年金保険で問題になっている社会保険庁で職員による年金保険料などの横領が相次いで報道されています。今回の事件は、小倉南社会保険事務所の元係長・北川勝久容疑者が、国民年金保険の加入者が納めた保険料約100万円を着服し業務上横領の疑いで逮捕状をとり全国に指名手配しましたと福岡県警小倉南署が発表しました。年金横領問題で、逮捕状がでたのは初めてのことです。

個人年金横領問題で福岡県警小倉南署の調べでは、北川勝久元係長は、小倉南社会保険事務所に勤務していた2006年2月~5月の間に、複数の国民年金保険加入者から年金保険料約100万円を横領した疑いがある。北川勝久元係長はすでに小倉南社会保険事務所を退職してしまっています。

個人年金横領問題を受けて社会保険庁が調査に乗り出した結果、9月21日現在、90市区町村で101件、総額2億4383万円の横領があったことが判明しましたので、全国の警察本部などに告発や情報提供を行ってきました。小倉南社会保険事務所の北川勝久元係長の件についても、社会保険庁から福岡県警に告発していました。一連の年金横領問題のニュースを見ていると横領が判明していないものもあるような気がしますね。